地震について。

greenhouse2005-04-07

久しぶりの日記更新です。

さて最近色々なことがありました。特に福岡地方での大きな出来事といえば、やはり地震ですね。

その日は休日で前日夜更かしのため、なかなか目が覚めませんでした。そろそろ起きるかと暖かい寝床の中でぼんやりと考えていたそのとき、それは起こったのです。
最初は、あ、地震だと思った程度でした。しかし揺れは徐々に激しい様相を見せ始めました。東京にいたときもこんな揺れは経験したことはありません。まるで巨人に体を掴まれ、大きく揺さぶられているようでした。

これは大惨事になるかもしれないと、咄嗟に思い、家族の元へと駆け寄りました。恐怖に慄いている家族に覆いかぶさり、成り行きを見守ることしかできませんでした。

幸いにして地震は30秒程度で収まり、私の家ではグラスが数個割れ、本棚から本が吐き出されただけで済みました。

それから何度も何度も余震が起こり、そのたびに、恐怖が蘇り、体が強ばるのを感じます。

未だに余震は起こっています。地震なんて自分には関係ないと思っていた人が福岡には多かったようです。

自然の猛威に人間は対抗する術を持っていません。せいぜい予兆を観測し、警報を出すことくらいしかできません。

どこか対岸の火事だと思っていた自然の驚異をまざまざと見せ付けられ、不幸にも災害で被害にあった人の気持ちを始めて、ほんの僅かですが分かったような気がします。