プレーオフ第2ステージ

greenhouse2005-10-13

昨日からプレーオフ第2ステージが始まりました。

私は特別ホークスが好きなわけではありませんが、周りを見ているとほとんどがホークスファンの為、自然にプレーオフ情報が耳に入ってきます。まあグリーンハウスはプレーオフに協賛してますから、そういう意味でも、今回は応援しようかなと思ったのです。

昨日はテレビ観戦しました。私は自分の意志でホークスの中継を見たのは実はこれが初めてだったのです。じっくり見ているとやはり心情としてホークスに勝って欲しいと思い、結構真剣に観戦してました。途中同点に追いついたときは心の中で歓声をあげていました。結局負けましたが、まあそれはしょうがない。今日はヤフードームに行きます。

気になったことがあります。それは中継が9時前に終わったことです。そのとき回はまだ8回表くらいで、そのときはホークスが負けており、これからの逆転を期待するという場面で、中継は終わり、Kー1が始まりました。ほんの数年前までKー1中継をよく見ていた私ではありますが、最近は興味を失くし、全く見ていません。プレーオフは音声なしのサブ画面に小さく映っているだけでした。

全く何考えているのですかね。こんな中途半端な終わり方をするとは。最初からそういうつもりだったのなら、テレビ局は放映権を他局に売ればいい。私はヤフーBBの会員なので、会員限定サービスで中継を見続けました。だけどしょっちゅう切れたり、コマ落ちしたりするので、苛々してました。

今日のテレビ中継も9時までだそうです。しかも9時からは昨日のように、どうしてもそのときでないと見る価値がないKー1ではなく、何ととんねるずの番組なのです。福岡のファン、ホークスのファン(まあロッテのファンも含めて)を馬鹿にしてるのでしょうかねえ。とんねるずですよ?そんなのいつだって見れるよ!まあ私は見ないけど。

プレーオフ制度もどうかと思いますが、テレビ局ももっと頭を使って欲しいものです。まあ普段はまったく野球を見ない私が言うのも何ですけど。

今日は勝って欲しいものです。

駒大苫小牧高校について

greenhouse2005-08-23

 北海道が揺れてます。昨年の夏の甲子園奇跡の優勝に続いての連覇に沸いた北海道が揺れてます。

 全国高校野球選手権大会で57年ぶりの連覇を果たした駒大苫小牧に衝撃が走りました。野球部長(27)が、6月と8月の2回、部員を殴るなどの暴力をふるったということです。同校長は優勝旗返還も含めた処分も受け入れることを示唆したそうですが、この人は、野球部員が炎天下の中、力を振り絞り、勝ち取った優勝という栄光を簡単に手放してもいいと明言してるのです。生徒を守ることもしようとせず、今回の責任の所在を生徒に押し付けてもいいとまで言ってるようなものです。 

同部長による暴力行為は2度あったといいます。同校などによると、最初は6月2日の練習後、3年生部員1人を練習態度などを理由に平手で顔を3、4発殴り、部員はあごが外れ、かみ合わせが悪くなったといいます。2度目は甲子園入り後の8月7日。宿舎で食事ノルマの茶わん3杯を守らなかったとして、スリッパで頭を1度たたいたと。スリッパ?それって体罰になるのでしょうかね。

高野連は高校側から文書で報告を求め、対応を決める方針らしいのですが、これで優勝取り消しなどという処分が下されたら、部員は悲しみのあまり、絶望に陥るでしょうね。まあ、まさか優勝取り消しなんて処分は下さないかと思いますけど。大体、高野連って何なんでしょうね。高校野球は教育の一環と言い張ってますが、すでに現実はそうではないでしょう。高校は有力な選手を県外からスカウトし、マスコミは日本中を巻き込み、テレビ中継をし、勝者にはヒーローインタビューをし、プロ野球のスカウトマンは目を光らせている。高校野球には多くの金が動いているのです。これの一体どこに教育という理念をはめ込もうとしているのかが理解できません。

まあそれはともかく、今どき連帯責任を強いる時代遅れの風潮が残っているのが不思議でしょうがありません。不祥事を起こした本人は、一生それを悔やみ、連帯責任を負わされた生徒は、心ならずも目標を奪われ奈落の底に突き落とされたかのようなショックを受け、不祥事を起こした人間と処分を下した大人を恨むことでしょう。まだ子供である双方の生徒の心に一生消えない深い傷を負わせることに高野連は気付いていないのでしょうかね。

仮に(私は体罰くらい何とも思いませんが)誰かが、高野連の言うところの不祥事を起こしたとしたら、その本人を処罰すればいいし、またその権限は高野連にはなく、学校側、行政側にあるはずです。しかも今回は生徒の不祥事ではなく、大人である部長の不祥事です。どっかおかしいんじゃないでしょうかね。今日の朝刊に誰かの署名記事で、「こんな不祥事は言語道断である」なんて偉そうに書いていた記者がいましたが(朝日ではありませんよ)、彼に事の本質が理解できているとは到底思えませんね。

今回の件に特に関係はありませんが、高野連もマスコミも、それから国民も高校球児に幻想を抱きすぎなんじゃないでしょうか? 清く正しく美しくなんて言葉を押し付けようとするから、こうなるのです。高校球児だけに、この言葉を押し付ける前に、教育というものを、すべての側面から考え直す方が先だと思いますけどね。高校生だって喫煙もするし、飲酒もする。だけどそれは大人ぶって背伸びしたいからに過ぎません。常習だったら野球の練習なんてできないでしょう。それが大したことじゃないことくらい渋谷やどっかの繁華街で夜通しタムロしている高校生と比べてみたら自ずからわかることです。ちょっと話がずれましたけど。

何も悪いことをせず、ただ毎日の厳しい練習に耐え、予選を勝ち抜き、やっと甲子園への切符を手に入れ、頂点にまで登り詰めた彼らに、学校側と高野連は、全く関係ないといえる第三者の(部長だって、その殴られた ベンチ入りもしてない生徒だって、戦ってきた当事者とは言えないでしょう)不祥事の連帯責任を強要しようとしてるのです。さらに優勝を取り消す可能性を示唆したまま、数日間懊悩の中で過ごさせるなんて、これが教育と言えるのでしょうかね。

行き過ぎた体罰はいけませんが、行き過ぎた体罰否定論は、生徒を増長させるだけです。私が中学校の頃の話です。私はバスケット部に所属してました。監督は練習中、試合中を含め、私がだらけたプレーや、手抜きのプレーをしたときばかりでなく、単なるミスをした場合でも、平手打ちで殴ってきました。体育館にパン!パン!と乾いた音が響きましたね。大勢の人がそれを見ていたわけですが、誰も文句を言いません。私も少しも恨みを持ちませんでした。当時はまあ普通だったのですね。今だったら、大問題になっていたでしょうね。

しかし親も親ですね。詳しいことはまだわかっていませんが、自分の子供が少々体罰を受けたくらいで、学校側に抗議をするというのも、情けない気がします。子供の教育は学校側に任せっぱなしで、いざこういうことが起こると、顔色を失って、大げさに抗議する。だったら日頃、きちんと教育、躾をするべきでしょう。してないから自分の食べ残しをおひつに戻すなんて行為をするのです。

部長とやらも、27歳、まだまだ自分の感情をコントロールできるほどの年ではないと思います。成熟した大人とは言い難い。殴られた生徒にそれが愛の鞭だとわからせることができなかったと言うことです。

さて、高野連はどういう処分を下すのかわかりませんが、とにかく優勝取り消しという愚かな処分は下さないで欲しいですね。常識で考えればわかることです。当事者の野球部員は何も悪いことをしてないのですから。部長はある程度の処分を受け、監督責任で監督、校長にも何らかの処分、野球部員にはお咎めなし、これが至極真っ当な処分と言えると思います。

フジテレビ女性アナウンサーへの非難について

greenhouse2005-07-25

毎日暑い日が続きますね。私が住んでるマンションの前には、鬱蒼と茂った街路樹が立

ち並んでいます。緑が眼前に聳えている光景は、いいものではありますが、一つだけ困

ったことがあるのです。

それは、セミの鳴き声です。朝の5時くらいになると、一匹のセミがまず「チチ!」と

遠慮がちに鳴くのです。何故か私にはそれが聞こえてしまうのです。そして、それを合

図に一斉にセミが鳴き始めます。それがうるさいの何のって。それが延々と続くのです

。最近私は寝不足気味です。


さて、前回信じられない会社の第二弾を書きました。続きがありますといって終わった

のですが、もう面倒なので、詳しくは書きません

まあ簡単に書きますと、こういう次第です。

いつものように、私宛に営業の電話がかかってきました。

「ヤフーショッピング担当の○○と申します」

ヤフーショッピングにも出店しようかと考えていた時期がありましたので、一応話を聞

くことにしました。しかし今までに話したことのあるヤフーショッピングの人たちとは

少し色合いが違うことに気付きました。これはもしかすると、代理店なのかもしれない

、そう思って私は聞いてみました。

「あなたはヤフーショッピングの方ですか?」

「はい、取次ぎ代理店のT・Lと申します」

T・L? あの悪名高きT・Lか? 私は体が震えだすのを感じていました。

「あ、あ、あんたのとこは、い、い、今まで、に、に、二回も電話を」

私は興奮のあまりどもっていました。再び私は今までの経緯を話さねばなりませんでし

た。それもどもりがちで、怒りのあまり不明瞭な言葉となって、相手に吐き出されたの

で、どこまで意味が通じたかはわかりません。とにかく最後に、

「二度と掛けてくるなバカヤロー」とは言わずに「二度と掛けてこないで下さい」と言

って電話を叩き切りました。

今までとは切り口が違った営業の電話でしたが、とにかくT・L社とは付き合いたくあり

ません。一体どういう会社なんでしょうね。最後の人はわけがわからないまま、電話を

切られてしまったと思っているかもしれませんが、慣れっこなんでしょう。また次の会

社に電話をし始めたに違いありません。グリーンハウスをそのリストから消すことをし

ないで。

最初からT・L社と名乗ったのならば、私は電話に出ないのですが、敵は手を変え品を変

え、攻め込んできます。もう仕事上のパートナーには成り得ないT・L社は敵と言っても

いいでしょう。


あ、結構長く書いてしまいましたね。今日は、こころにうつりゆくよしなしごとを、そ

こはかとなく書きつくるつもりだったのですが。


一つだけ書きます。

先日、フジテレビの女性アナウンサーが、未成年の男性芸能人を酒の席に誘って、結果

、その男性が泥酔して、公園などで暴れ、補導されたという事件がありましたね。

大方の論調は、アナウンサーを非難するものでした。さて皆さんはどう思いましたか?



馬鹿馬鹿しいの一言です。そんなことはどうでもいい。ニュースになるほどのことでも

ないし、非難を浴びるほとの悪いことをやったとも思えません。
ただ、一人の若者が慣れない酒を飲みすぎて補導されたというだけに過ぎません。大体

今時18歳で酒を飲んではいかんぞ!という人がいると思いますか? 大学に入学したと

きにあるコンパは一体何? 浪人してなければ、彼らは18歳ですよ。18歳だから駄目

だという話は聞いたこともないし、18歳だからといって、古びた法律を守っている人

などほとんどいないでしょうし、守らせようとする成年もいないでしょう(こんなこと

書いちゃまずいかな)。

18歳という年齢は自分で是非を判断し(まあある程度ですが)、行動できる年齢です。

酒を飲むことによって、何か問題が生じるかもしれないと考えたなら(自分が芸能人で

あるということを計りに掛けた上で)、断ればよかったし、またセーブして飲めばよか

った。まあ自分の責任なのですね。

女性アナウンサーも浮かれすぎたのかもしれませんね。だけどあれほどの非難は、この

行為の結果に比べて重過ぎると思います。非難されるべきは、誰かといったら、誰でも

ない。この程度のことは厳重注意くらいでいいでしょう、アナウンサーも18歳の男も。私は未成年に飲酒をすすめているわけではありませんよ。ただこれほど大騒ぎする必要はまったくないと言ってるだけです。



まったく変な世の中です。(画像は私の好きなウイスキーです)

信じられない会社の続き

greenhouse2005-06-29

しばらく間が空いてしまいましたが、この前の続きを書こうと思います。

こういうのは書くタイミングというものがあって、既に私の中では消化された出来事になってしまいましたので、あの時の感情を思い起こすことは難しいですが、何とか書いているうちに記憶はフラッシュバックされていくでしょう.


さて、前代未聞のT社の行為から1ヶ月が経とうとした頃です。あの失礼極まりないT社への記憶の忘却曲線は下降線をたどっていました。それをわざわざご丁寧にも上昇させる結果となった電話が私宛にかかってきたのです。電話をかけてきた男はL社と名乗っていました。その時私はT社と結びつけることもなく、普通に営業の電話に対処していたのです。話はネットビジネスのコンサルティングに関するものでした。この時点でも私は普通に聞いています。話の進め方が少々強引で厚かましいなと思いましたが、まあ営業にはこれくらいの押しが必要ですから、それくらいは大目に見ます。他にも私のことを社長様と呼んだり(私はもちろん社長ではありません)少々ずれたところもありましたが、まあご愛嬌です。しかし突然その男が言ったのです。

「社長様も同席願います」

ん?どこかで聞いたようなセリフだな。

「一時間くらいお時間いただきます」

うーむ、やはりどこかで聞いたようなせりふだ。

私はこのとき、前にT社が4桁の数字を言い放ち、それで当社のことがわかりますと言った後に、調べていた結果が、不意に曙光のように頭に浮かびました。T社は正式名称を略すとT・L社というのです。L社ってこのT・L社のLじゃないのか?私はそう確信し、

「御社はL社でしたよね?」

「はい、正式名称はT・L社と申します」

おいおい最初から正式名称で名乗りなさいよ。それもどうして下の方の名前Lを名乗るのでしょうかね。グリーンハウスならば、

「ハウスと申しますが」

と言うのと同じでしょう。明らかにおかしい。それで私は言いました。

私は怒りの感情があふれ出し、思わず声を荒げました。

「こらあ!」とまでは言いませんが、前にT・L社が起こした事件の顛末を滔々と捲くし立てたのです。相手は一応は謝罪していましたが、その謝り方がまた、悪戯を見つかったときの子供の言い訳のような幼稚でとても社会人とは思えないものでした。ああ、やはりこの会社は、こういう輩ばかりなのだなと私は思いました。つまりきちんとした社会人としての研修を受けずに、いきなり現場へと立たされた、半人前の子供たちだったのです。それを怠った会社の責任が重大です。とりあえず私はきちんと調査し善後処置をしてくれと言いました。

「はいわかりました。調査して連絡します」

それっきりその第二の男からは連絡はありませんでした。やれやれ。こういうミスやトラブルから逆にビジネスは進展する可能性があるというのに、放置です。恐らくリストを見ながら次の会社に電話をはじめたのでしょうね。

さらに驚くべきことに、この事件には第3弾があるのです(いい加減にして欲しいです)。

低レベルな会社(というより信じられない会社)の話

greenhouse2005-06-01

久しぶりに更新します。今日は何だか朝から気分が優れず軽い吐き気すら催すほどです。昨晩飲みすぎたわけでもないのですが、同僚には不摂生が祟ったのだと言われました。最近はさほど不摂生な生活を送ってるというわけでもないのですが、加齢による免疫力低下でしょうか。

さて、どうでもいい話なのですが、ふとある会社のことを思い出したので、書きます。

あれは、4月の中旬のことでした。ある会社(仮にTとしておきます)が、営業の電話をかけてきたのです。ネット関係の電話ということで、私が対応しました。まず、当社のホームページを褒め始めました。褒め殺しですね。それから、当社のオンラインショッピングについての、マーケティング手法や、広告手法について聞いてきます。まあ差し障りのない程度で答えておきました。すると、今度是非お伺いして、話をしたいと言うのです。私は基本的にこういう営業に関する話は一応会って聞くことにしています(ネット関係だけですが)。それで会ってもいいと返事をしました。すると相手は図に乗り始め、社長同席で頼む、時間は1時間は空けてくれとのたまうのです。どんな話なのか、どんな提案なのか、明白に分からないうちから社長同席などできません。相手はどうやらコチラの都合などお構いなしのようです。それでももしかすると、当社にとってためになる提案かもしれないので、まずは私だけが話を聞きますと言ったのです。まあそれでもいいですとあくまでも不遜です。

私はどういう内容の提案ですか? とよくわからない相手に対する当然の疑問をやっと口にしました。それまでは、こちらに喋らせようとはしないのです。

「それは当社の業務機密に関わることなので、言えません」

「は?」

開いた口が塞がりません。私にどういう提案をされるかわからないという、緊張を伴う、スリル感を味わえとでも言うのでしょうか? Tという会社の営業の仕方、社員の質を疑います。結局4桁の数字を言い、この数字をヤフーで検索してくれと言われました。人の良い私はこんな訳のわからない人間、訳のわからない会社とのアポを承諾しました。

言われたように、検索してみました。するとジャスダック上場の会社であることが判明しました。まあ訳のわからない会社ではないことが判明したわけですが、近頃のこういう業界は、訳のわからないまま、急成長し、上場したというケースがよくあるので、まともな会社であるという判断は早いのかもしれません。

ところが訳のわからない会社である以前に、あまりにも低レベルで、お粗末な会社であることを認識せざるを得ない結果が待ち受けていました。何と、そのアポの時間にTという会社のその男は来なかったのです。交通事情で遅れてるのかもしれないと最初は思っていましたが、結局来ませんでした。私の貴重な時間を返して欲しいものだと憤慨しましたが、お人好しの私は「もしかすると、明日だったかも」と考えてしまったのです。

翌日になりました。私が馬鹿でした。Tは来ませんでした。それからTからの電話は一切ありませんでした。

私は社会人になって、すでに17年くらいたちます。まあ途中空白がありましたし、今でも普通の社会人とは言えないかもしれませんが、こんな仕打ちは、社会人生活17年において、初めてです。Tという会社のレベルの低さ、いい加減さに怒りを通り過ぎ、そういう会社を信用した自分に腹が立ちました。

ここまできても、私は「もしかすると、その担当者は病気になってしまったのかもしれない」と善人の極致、すでに天人ですら、そこまで考えないだろうというくらいの、至高の思考をしてしまいました。
この話には続きがあります。それはまた今度。

電車脱線事故

greenhouse2005-04-26

昨日、兵庫県尼崎市のJR福知山線で電車脱線事故が起こりました。死者73名という大惨事です。色々原因が取りざたされています。スピードの出しすぎによる脱線、置石による脱線、原因はどうであれ、死者は蘇ってはきません。事故直前伊丹駅で40メートルのオーバーランをし、1分半遅れたそうです。もしその1分半を取り戻そうとして、スピードを出しすぎ、脱線につながったとしたら? たった1分半のためにあんな大惨事が起きたのだとしたら? 

1分半数えてみたら、長い時間のような気もします。しかし何かに熱中していたり、または何もせずにただボーっとしていたりするだけで、1分半はあっという間に過ぎていきます。それだけの時間なのです。そんな短い時間が人間に何か影響を与えるとでも言うのでしょうか。是が非でも取り戻せねばならない時間なのでしょうか。死んだ人にとっての1分半は、彼らのこれからの長い人生と比べ、あまりにも短すぎる時間です。

私は最初この事故をニュースで聞いたとき、運転手は死んでいたほうがいいだろうと思いました。それは事故を起こした愚かさと憎しみからではありません。これから生きていくうえであまりにも辛い人生が待っているだろうと思ったからです。未だ彼の生存は確かではありません(26日17時現在)。

死んだほうがいいと思いはしましたが、よく考えてみると、事故の原因を語らせ、もし彼の人為的事故ならば、自分の犯した罪の大きさを知り、責任を取り続けなければならないという観点から、彼は生きていなければならないと思い直しました。彼が生きていてこそ、遺族は怒りをぶつける対象を見出すのです。

人の生き死にを私が口にする権利はもちろんありません。

冒頭でも言ったとおり、原因が何であれ、死者は生き返ってはこないのです。たった1分半の遅れのために、起きた事故だとしたら、死者や遺族はやりきれないでしょう。

この事故は原因が何であれ、人災です。原因を究明し、二度と同じような事故が起きないようにすることが、死んでしまった人たちに対して、生きている人間ができる唯一のことだと思います。

反日デモについて。

greenhouse2005-04-22

近隣の国では、反日運動で奇妙な盛り上がりを見せている。日本のマスコミが騒ぎすぎという気もしないではないが、このままではお互いの感情が水に流されることは未来永劫ないだろう。

問題は一体何だろうか。日本の言い分はこれまで、ほとんど柔らかい布に包んで、その中身を相手には見せようとはしなかった。そのツケが来ているのか?そうではないと思う。日本がいくら声高々に言い分を述べてきても、それはそれで、相手には通じず、ますます怒らせただけに終わったと思う。

では相手の言い分とは何か?この点に関しては中国も韓国も言っている本質は同じだ。「日本は誤った歴史を反省し、我々に謝罪せよ」ということに尽きる。侵略、強奪などを反省し、謝罪せよということだ。私はこの問題について詳しく研究したわけでもないし、また日々考えているわけでもないが、それでもいくつか思うことはある。

まず謝罪はしているという事実を彼らは忘れているということだ。その謝罪は婉曲された表現で、具体的なものではなかったかもしれない。だけど謝罪はしている。だが謝罪が足りないというのだ。仮に心底反省し、具体的に謝罪をしたとしても、果たしてそれで事は解決するだろうか。そうだとは思えない。なぜなら彼らは、反日を政治の道具に使っているからだ。韓国では、支持率アップのために、簡単に前言を翻す大統領がいる。中国では、天安門事件の反省からか、敵を日本に仕立て上げ、民衆を扇動している。共産党一党主義というのは果たして正しい国のあり方なのだろうか。ODAという名目の賠償金では駄目なのか? 多額のODAを日本は援助しているという事実を、反日デモを繰り返している民衆は知っているのだろうか?

教科書問題にしても、なぜ彼らはよその国の教育にまで口を出すのだろう。だったら我々も中国の反日教育に対して、もっと文句をいうべきだ。歴史というのは、色んな側面があり、一面的には捉えられないはずだ。だとしたら、どうしてもその表現は曖昧にならざるを得ない。それを侵略しただの、強制連行しただの、負のイメージとして言葉にすることは正しいのだろうか。あれは侵略ではなかったし、強制的に連行などしていないという見方もある。様々な角度から見るべき歴史を表現するとしたら、ただ事実と認識されている事柄を何の脚色もなしに、書き連ねるしかないと思うのだが。

帝国主義の時代背景というのもある。日本だけがそうしたわけではない。なぜ中国はイギリスに文句を言わないのだろう。そしてなぜ日本は米国にあの戦争のやり方はひどい、謝罪せよと言わないのだろう。

過去のことをいつまで反省しなければならないか。またどこまで遡って反省しなければならないのか。過去だけに留まらずに現在のことに目を向けたらどうだろう。
現在のチベットウイグル地区はどうなのか。油田を作ったり、潜水艦で領海侵犯しているという事実はどうなのだろう。

日本は加害者意識があるのか、それとも戦後の民主主義教育、チャイナスクールの影響があるのか、声を大にして、反論をしてこなかった。今それは変わりつつあると思う。

私には到底納得のできない「韓流ブーム」が日本を席巻している。だからといって日韓が仲良くなっているわけではない。近すぎる国だからこそ、近親憎悪みたいなものがあるのだろうか。

大昔、中華思想によって成り立っていた三国の交流ではあったが、今では、そういう非論理的で非現実的な思想は成立し得ない。日本にも、経済大国としての驕りがないとは言い切れない。そういう思想や驕りを捨てて、平等な意識を持ってお互いが仲良く出来る日は果たして訪れるのだろうか。