低レベルな会社(というより信じられない会社)の話

greenhouse2005-06-01

久しぶりに更新します。今日は何だか朝から気分が優れず軽い吐き気すら催すほどです。昨晩飲みすぎたわけでもないのですが、同僚には不摂生が祟ったのだと言われました。最近はさほど不摂生な生活を送ってるというわけでもないのですが、加齢による免疫力低下でしょうか。

さて、どうでもいい話なのですが、ふとある会社のことを思い出したので、書きます。

あれは、4月の中旬のことでした。ある会社(仮にTとしておきます)が、営業の電話をかけてきたのです。ネット関係の電話ということで、私が対応しました。まず、当社のホームページを褒め始めました。褒め殺しですね。それから、当社のオンラインショッピングについての、マーケティング手法や、広告手法について聞いてきます。まあ差し障りのない程度で答えておきました。すると、今度是非お伺いして、話をしたいと言うのです。私は基本的にこういう営業に関する話は一応会って聞くことにしています(ネット関係だけですが)。それで会ってもいいと返事をしました。すると相手は図に乗り始め、社長同席で頼む、時間は1時間は空けてくれとのたまうのです。どんな話なのか、どんな提案なのか、明白に分からないうちから社長同席などできません。相手はどうやらコチラの都合などお構いなしのようです。それでももしかすると、当社にとってためになる提案かもしれないので、まずは私だけが話を聞きますと言ったのです。まあそれでもいいですとあくまでも不遜です。

私はどういう内容の提案ですか? とよくわからない相手に対する当然の疑問をやっと口にしました。それまでは、こちらに喋らせようとはしないのです。

「それは当社の業務機密に関わることなので、言えません」

「は?」

開いた口が塞がりません。私にどういう提案をされるかわからないという、緊張を伴う、スリル感を味わえとでも言うのでしょうか? Tという会社の営業の仕方、社員の質を疑います。結局4桁の数字を言い、この数字をヤフーで検索してくれと言われました。人の良い私はこんな訳のわからない人間、訳のわからない会社とのアポを承諾しました。

言われたように、検索してみました。するとジャスダック上場の会社であることが判明しました。まあ訳のわからない会社ではないことが判明したわけですが、近頃のこういう業界は、訳のわからないまま、急成長し、上場したというケースがよくあるので、まともな会社であるという判断は早いのかもしれません。

ところが訳のわからない会社である以前に、あまりにも低レベルで、お粗末な会社であることを認識せざるを得ない結果が待ち受けていました。何と、そのアポの時間にTという会社のその男は来なかったのです。交通事情で遅れてるのかもしれないと最初は思っていましたが、結局来ませんでした。私の貴重な時間を返して欲しいものだと憤慨しましたが、お人好しの私は「もしかすると、明日だったかも」と考えてしまったのです。

翌日になりました。私が馬鹿でした。Tは来ませんでした。それからTからの電話は一切ありませんでした。

私は社会人になって、すでに17年くらいたちます。まあ途中空白がありましたし、今でも普通の社会人とは言えないかもしれませんが、こんな仕打ちは、社会人生活17年において、初めてです。Tという会社のレベルの低さ、いい加減さに怒りを通り過ぎ、そういう会社を信用した自分に腹が立ちました。

ここまできても、私は「もしかすると、その担当者は病気になってしまったのかもしれない」と善人の極致、すでに天人ですら、そこまで考えないだろうというくらいの、至高の思考をしてしまいました。
この話には続きがあります。それはまた今度。