信じられない会社の続き

greenhouse2005-06-29

しばらく間が空いてしまいましたが、この前の続きを書こうと思います。

こういうのは書くタイミングというものがあって、既に私の中では消化された出来事になってしまいましたので、あの時の感情を思い起こすことは難しいですが、何とか書いているうちに記憶はフラッシュバックされていくでしょう.


さて、前代未聞のT社の行為から1ヶ月が経とうとした頃です。あの失礼極まりないT社への記憶の忘却曲線は下降線をたどっていました。それをわざわざご丁寧にも上昇させる結果となった電話が私宛にかかってきたのです。電話をかけてきた男はL社と名乗っていました。その時私はT社と結びつけることもなく、普通に営業の電話に対処していたのです。話はネットビジネスのコンサルティングに関するものでした。この時点でも私は普通に聞いています。話の進め方が少々強引で厚かましいなと思いましたが、まあ営業にはこれくらいの押しが必要ですから、それくらいは大目に見ます。他にも私のことを社長様と呼んだり(私はもちろん社長ではありません)少々ずれたところもありましたが、まあご愛嬌です。しかし突然その男が言ったのです。

「社長様も同席願います」

ん?どこかで聞いたようなセリフだな。

「一時間くらいお時間いただきます」

うーむ、やはりどこかで聞いたようなせりふだ。

私はこのとき、前にT社が4桁の数字を言い放ち、それで当社のことがわかりますと言った後に、調べていた結果が、不意に曙光のように頭に浮かびました。T社は正式名称を略すとT・L社というのです。L社ってこのT・L社のLじゃないのか?私はそう確信し、

「御社はL社でしたよね?」

「はい、正式名称はT・L社と申します」

おいおい最初から正式名称で名乗りなさいよ。それもどうして下の方の名前Lを名乗るのでしょうかね。グリーンハウスならば、

「ハウスと申しますが」

と言うのと同じでしょう。明らかにおかしい。それで私は言いました。

私は怒りの感情があふれ出し、思わず声を荒げました。

「こらあ!」とまでは言いませんが、前にT・L社が起こした事件の顛末を滔々と捲くし立てたのです。相手は一応は謝罪していましたが、その謝り方がまた、悪戯を見つかったときの子供の言い訳のような幼稚でとても社会人とは思えないものでした。ああ、やはりこの会社は、こういう輩ばかりなのだなと私は思いました。つまりきちんとした社会人としての研修を受けずに、いきなり現場へと立たされた、半人前の子供たちだったのです。それを怠った会社の責任が重大です。とりあえず私はきちんと調査し善後処置をしてくれと言いました。

「はいわかりました。調査して連絡します」

それっきりその第二の男からは連絡はありませんでした。やれやれ。こういうミスやトラブルから逆にビジネスは進展する可能性があるというのに、放置です。恐らくリストを見ながら次の会社に電話をはじめたのでしょうね。

さらに驚くべきことに、この事件には第3弾があるのです(いい加減にして欲しいです)。