健康診断。

greenhouse2005-03-14

朝から会社の健康診断に行ってきました。場所は福岡の笹丘というところで、私には馴染みのない場所です。調べてみると自宅からバスを乗り継いで20分くらいのところにあることがわかりました。

受付は10時半からです。いつもと同じ時間に起き、尿と便(失礼)を採取し、朝飯を食おうと思った途端、飲食禁止であることを思い出しました。私は朝食は必ず食べます。そうでないと調子が出ず、頭がボーっとしてしまうのです。子供のときから朝飯は欠かしたことがありません。だからでしょうか、朝飯を抜いて学校や会社に行く人間が信じられないのです。

それはともかく、朝飯を食べる時間がなくなったので、時間が余ってしまいました。家にいても落ちつかないだけなので、少々早いですが、家を出ることにしたのです。

六本松というバス停で乗り換えです。バスを待っていると、目当てのバスが来ました。するとそのバスの後方の窓から私に手を振っている女性がいます。同じ会社の女性社員でした。偶然ですね。

私はこの会社に入ってから健康診断は初めてだったので、当然その病院は初めてです。その外観を見たとき、やや驚きました。病院じゃありませんね。そういえば、「人間ドックセンター」とパンフレットにあったのを思い出しました。検査専門の施設なのですね。中はホテルのロビーみたいでした。

受付を済ませると、着替えてくれと言われました。白いバスローブに着替えてくれと言うのです。今までの健康診断は、大勢の社員が並んでベルトコンベアーのように次から次へと検査を受けていくものであり、その際着替えることはなく、必要があれば、その場でワイシャツやスラックスを脱ぐというものでしたから、面倒だなというのが本音でした。

とりあえず着替えを済まし、言われるとおりに待合室に行くと、男性も女性もバスローブを着て、椅子に座っています。この光景はやや怪しいものでした。バスローブ姿で男女が同じ空間にいるのです。これが味気ない病院服のようなものだったならば、そう感じることもなかったでしょうけど、風呂上りに羽織るバスローブそっくりなのですから。

周りの人たちは、年配でしたから、あまり羞恥の念にかられることはなかったようですが、若い女性などはどうでしょう? こんなこと考えていたのは私だけかもしれませんけど。

しばらく私と女性社員は並んで腰掛け、呼ばれるのを待っていました。その間私は空腹で検査が終わった後何を食べようかということで頭がいっぱいでした。

検査は順調に進んでいきます。どのセクションでも対応は柔らかで、これこそサービス業だなと思いました。

さて検査も大詰め、最後はエックス線検査です。これは嫌ですね。まず胃の動きを抑えるため肩に注射をうたれます。まあこれは大した痛みはありません。次に胃を拡張させるための薬を飲まされます。これを飲むとゲップをしたくてたまらなくなるのです。次から次へと襲ってくるゲップ排出の反射作用に必死に耐えねばなりません。その上あの不味いバリウムをコップ半分以上も飲まねばならないのです。さらにX線検査装置に載せられ、体は右左、上下と転げまわされ、惨めな気分になりますし、その最中もゲップの勢いは止まりそうもありません。最後の検査が一番苦痛でしたね。

検査が終わって6時間くらい経ってますけど、まだ腹の調子がおかしいです。検査後に飲んだ下剤のせいでしょうか。これで健康体だったらいいのですけどね。