クリスマスイブ。

greenhouse2004-12-24

今日はクリスマスイブですね。

15年くらい前でしょうか。日本中がバブル景気に浮かれていた頃です。クリスマスイブに無駄な情熱を傾け、その日のために狂奔していた人種が当時は大勢いました。夏が終わると、クリスマスイブに向けて、早速予定、計画をたて、渋谷、原宿、赤坂、銀座、六本木あたりのフレンチの予約、シティホテルの予約、豪華なプレゼントの用意、まるで人生の一大イベントがその日であるかのような錯覚を男女ともが覚えていたものでした。

私は当時東京にいましたが、新宿より下(渋谷、原宿、赤坂、銀座、六本木)には寄り付かず、新宿より上(池袋など)で遊んでいましたし、クリスマスに命をかけるというタイプでもなかったので、人々の狂騒を尻目に、決してお洒落とはいえない場所で過ごしていたものです。

今でもあの当時のような、狂らんこそないものの、やはりクリスマスイブというのは、カップルにとって一大イベントなんでしょうね。

子供の頃、終業式が終わり、学校から帰ってくると華やかな飾りつけの中、クリスマスソングのレコードがかかり(まだCDなどありません)、七面鳥(チキンだったかも)やケーキなどのご馳走が用意されていたものでした。いつもと違う雰囲気に子供は単純に舞い上がってしまうものです。

そして翌朝、枕元にプレゼントが置いてあるのです。サンタの姿を一目見てやろうと、眠い目をこすりながら、頑張ったりもしたのですが、無駄な抵抗だったし、何より、サンタが父親だったので、子供が寝てしまったのを確認することはたやすく、一度もサンタ、いや父の姿を見たことはありませんでした。

今でも覚えていることがあります。朝起きて、プレゼントを確認すると、私より弟の包みのほうが大きかったことがありまして、あっちのほうがいい!と駄々をこねたことがありました。「あけてごらん」という親の言うとおり、べそをかきながら開けてみると、今までの泣き顔が、みるみる笑顔へと変わっていきます。小さい包みの中にはおもちゃのトランシーバーが入っていたのです。欲しかったものでした。単純ですね。しかも兄のくせに弟のプレゼントを、ただ大きいというだけで欲しがるなんて、がめつく、弟思いではない、我儘な子供だったみたいですね。

今日は金曜日でもあります。楽しいクリスマスイブをお過ごし下さい。
そうそう一昨日の忘年会は3次会まで行きまして、帰宅したのは深夜3時でした。