広島。

greenhouse2004-08-06

1945(昭和20)年の今日、米軍のB29爆撃機エノラ・ゲイ」が、広島市上空で世界初の原子爆弾リトルボーイ」を投下しました。熱戦と衝撃波によって市街は壊滅し、約14万人の死者を出し、その後、原爆症等で亡くなった人を含めると、犠牲者は25万人以上といいます。

原爆投下は致し方なかったという論調の人が未だ多数います。本当にそうでしょうか?確かに色々な見方はあります。日本に早く降伏を促し、米軍の被害を最小限に留めるためだったというのがその1つです。しかしそれは1回の投下で十分達成したはずです。なぜ2回も投下する必要があったのでしょうか。アメリカにとって日本への原爆投下は核兵器という新しい兵器の実験にしか過ぎず、有色人種に対する蔑視からだったとサルトルは言いました。ドイツやイタリアには落とされていませんからね。

原爆投下という言い方はおかしいですね。核攻撃、虐殺と言った方がより正確だと思います。

未だに人類は核兵器をある種の切り札にしています。そして世界のどこかで今も戦争が起こっています。やはり人間は根本的に争いを好む生き物で真に平和な世界など求むべくもないということでしょうか?