3万4427人

greenhouse2004-07-23

 昨年1年間の全国の自殺者は3万4427人で、前年より2284人(7.1%)増え、統計を始めてから過去最高だったと今日の新聞に載っていました。働き盛りの40、50代の男性の自殺が激増したとのことです。自殺の原因・動機は、病苦などの「健康問題」が1万5416人と最多で、「経済・生活問題」が8897人、「家庭問題」2928人、「勤務問題」1878人だったと記事にはあります。

これ以上どうしようもないという絶望に駆られたとき、人は自殺に追い込まれるのでしょうか。死んだ方がマシだと思うのでしょうか。それにしても3万4427人とは恐ろしい数字です。行方不明者とかを入れたらもっと多いのかもしれません。

誰かがその人の必死の叫びを聞いてやり、そして1日でも自殺することを思いとどませることができたなら、そのたった1日でその人の運命は変ったかもしれません。不況不況と言いながらも餓死することのない国日本。世界一の預金大国日本。しかしその中身に問題があるのでしょう。

日本は資源のない国です。よって人間が資源となるしかない。資源としての人間は酷使され続け、その疲労はピークに達しているのかもしれません。