2億の寄付。

greenhouse2004-07-26

集中豪雨で大きな被害を出した福井県に、2億円の当せん宝くじ券一枚が災害見舞金として郵送されてきたというニュースを見ましたか?率直な感想は、単純に、凄い人もいるものだというものでした。現金や小切手での寄付は、それだけの資産があるということが想像できますが、宝くじというものは、いくら資産がある人でも、手にははいらないでしょう。ということは、この奇特な人は、自らの手で宝くじを買い、2億円という大金を当てた人だということが推測されます。もしかすると金持ちが遊びで買った宝くじが当ってしまい、気まぐれで寄付したのかもしれない。または普通の人が2億というあまりもの大金に恐れをなし、人生が壊れるのを恐れ、集中豪雨の災害をたまたま目にし、寄付をする気になったのかもしれない。しかしこんな想像をするのは、つまらないことですね。素直にその行為を賞嘆し、感謝すべきでしょう。

しかし個人の寄付に頼る前に行政がしなければならないことはたくさんある。また利益を追求するという企業倫理のみで、その利益を還元しようとしない優良企業や個人で無意味に大きな資産を持つ金持ちたちは恥ずかしくないのでしょうかね。